神河落ち後についての考察
2006年9月12日暇ができたので、神河落ち後の環境を若干考察してみようかと思います。
新環境=現環境ー『神河』+『時のらせん』
であり、時のらせんのスポイラーが出てない現段階において次期環境を完全に考察することは不可能です。
しかしながら抜けるカードを確認し、それによって生き残れるデッキを考察する事は無駄ではないでしょう。ヒマだし。
「抜けるカード」
さて、現在よくトーナメントシーンで見かける神河のカードを振り返ってみましょう。
梅澤の十手
メロク
各種ドラゴンレジェンド
桜族の長老
木霊の手
師範の占い独楽
邪魔
北の樹の木霊
各種忍者
勇丸
他にも細々あるとは思いますが主だったところはこんな所ではないかと思います。
青を筆頭に白、黒の超強力フィニッシャー。
緑の便利なマナブースト。
軽くて便利なライブラリー操作。
強くていやらしい忍者連中。
1マナ2/2のナイスビートダウン犬。
そしてコントロールデッキにすら(対消滅用であっても)入るスーパー装備品。
これらが無くなるわけです。
寂しいですね。
特に特筆すべきは十手の存在でしょう。この超万能装備品を中心に環境が回っていたので、その影響はかなりのものです。
特に線の細いビートダウンデッキにとって心強い後押しであったこの装備品の抜け落ちは非常に痛いものと思います。
「残るカード」
では、次に残るカードのうち要注意カードを見ていきたいと思います。
「アダーカーの戦乙女」
強力すぎるメロクや京河の陰に隠れていまいち目立ってませんが、こいつはかなりやると思います。今後の白いコントロールデッキのフィニッシャーとして多くのデッキで見かけることでしょう。
「オーランのバイパー」
このどこかで色を間違えたんじゃないかという蛇は鳥やエルフから2T目に出てきてプレイヤーを悩ませることでしょう。うっとおしいです。
「腐れ蔦の外套」
こいつは今以上に使われるようになるでしょう。装備品なみに強力なこのエンチャントは今後の緑デッキでしょっちゅう見かけることになる特に要注意のカードと思います。
また、リアニの隆盛や発掘カードの使用を考えるなら、今後はなんらかの墓地対策も必要となってくるのではないでしょうか。
「デッキ別個別考察」
では、神河が抜けた場合、各デッキがどうなるかを個別に、主に日本選手権のデッキを参考に考察します。
「青黒(白)コントロール」
4 地底の大河/Underground River
3 神聖なる泉/ Hallowed Fountain
3 神無き祭殿/ Godless Shrine
2 湿った墓/ Watery Grave
1 アダーカー荒原/Adarkar Wastes
1 死の溜まる地、死蔵/ Shizo, Death’s Storehouse
1 氷の橋、天戸/ Tendo Ice Bridge
1 嘆きの井戸、未練/ Miren, the Moaning Well
1 水辺の学舎、水面院/ Minamo, School at Water’s Edge
7 島/Island
4 宮廷の軽騎兵/ Court Hussar
3 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
4 闇の腹心/ Dark Confidant
2 霊魂放逐/Remove Soul
2 梅澤の十手/ Umezawa’s Jitte
3 呪文嵌め/ Spell Snare
2 相殺/ Counterbalance
3 糾弾/ Condemn
3 師範の占い独楽/ Sensei’s Divining Top
2 交錯の混乱/ Muddle the Mixture
4 差し戻し/ Remand
4 邪魔/ Hinder
SideBoard
4 最後の喘ぎ/ Last Gasp
3 オルゾフの司教/ Orzhov Pontiff
1 不忠の糸/ Threads of Disloyalty
1 交錯の混乱/ Muddle the Mixture
1 鬼の下僕、墨目/ Ink-Eyes, Servant of Oni
2 併合/Annex
1 アウグスティン四世大判事/ Grand Arbiter Augustin IV
2 明けの星、陽星/ Yosei, the Morning Star
まず、優勝者モリカツ氏他が使用したこの系統のデッキ。フィニッシャー、3マナ確定カウンター、便利なライブラリー操作が抜けます。
これによりデッキの根幹がゆらぎますが、打ち消し呪文を中心としたコントロールデッキはいつの世も存在しているので形を変えて存続するものと思います。
特に先に述べた「アダーカーの戦乙女」や「骸骨の吸血鬼」などが有力なフィニッシャーとなるでしょう。
単体除去スペルが優秀な現在、さすがに「マハモティ・ジン」はこないとは思います。
「白黒(青)コントロールデッキ」
3 平地/Plains
2 沼/ Swamp
1 島/Island
2 オルゾフの聖堂/ Orzhov Basilica
2 アゾリウスの大法官庁/ Azorius Chancery
3 神無き祭殿/ Godless Shrine
2 湿った墓/ Watery Grave
1 地底の大河/Underground River
2 コイロスの洞窟/Caves of Koilos
1 水辺の学舎、水面院/ Minamo, School at Water’s Edge
1 死の溜まる地、死蔵/ Shizo, Death’s Storehouse
1 永岩城/ Eiganjo Castle
1 嘆きの井戸、未練/ Miren, the Moaning Well
1 海の中心、御心/ Mikokoro, Center of the Sea
3 絶望の天使/ Angel of Despair
2 アダーカーの戦乙女/ Adarkar Valkyrie
2 夜の星、黒瘴/ Kokusho, the Evening Star
1 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
4 差し戻し/ Remand
3 屈辱/ Mortify
1 地底街の手中/ Clutch of the Undercity
4 強迫的な研究/ Compulsive Research
2 ふるい分け/ Sift
3 ゾンビ化/Zombify
2 迫害/Persecute
4 神の怒り/Wrath of God
4 アゾリウスの印鑑/ Azorius Signet
2 ディミーアの印鑑/ Dimir Signet
SideBoard
3 道化の王笏/ Jester’s Scepter
1 象牙の仮面/Ivory Mask
4 清麻呂の末裔/ Descendant of Kiyomaro
2 頭蓋の摘出/ Cranial Extraction
4 糾弾/ Condemn
1 迫害/Persecute
コントロール要素が強いデッキを『太陽拳』、リアニ要素が強いものを『リアニ』と認識してます。パーツがほとんど一緒なので一括します。
神の怒りによるクリーチャーコントロールと、迫害による強力な手札破壊、そしてリアニにより早期に出てくる強力なフィニッシャー等、強いデッキです。
強力なドラゴンレジェンドが抜けるとはいえ、ハゲ天こと「絶望の天使」は健在です。今後も有力なデッキであり続けることでしょう。
「シーストンピー」
4 森/Forest
4 踏み鳴らされる地/ Stomping Ground
4 繁殖池/ Breeding Pool
4 蒸気孔/ Steam Vents
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
2 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
4 密林の猿人/Kird Ape
4 極楽鳥/ Birds of Paradise
2 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 深き刻の忍者/ Ninja of the Deep Hours
3 オーランのバイパー/ Ohran Viper
4 三角エイの捕食者/ Trygon Predator
2 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
4 マナ漏出/Mana Leak
4 差し戻し/ Remand
4 梅澤の十手/ Umezawa’s Jitte
3 荒廃の思考/ Thoughts of Ruin
SideBoard
1 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
4 木彫りの女人像/ Carven Caryatid
4 喧騒の貧霊/ Rumbling Slum
4 炎の印章/ Seal of Fire
2 不忠の糸/ Threads of Disloyalty
デッキの肝である忍者がいなくなります。
オーランのバイパーでどこまで持ちこたえられるでしょうか。
十手の喪失をもろに受けるデッキと思います。
弱体化は避けられないでしょう。
とはいえ、クロックパーミッションという形は、はまればどんなデッキにも勝てる強力なアーキタイプです。
存在を忘れないようにしましょう。
「トロン」
4 蒸気孔/ Steam Vents
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 ウルザの塔/Urza’s Tower
4 ウルザの鉱山/Urza’s Mine
4 ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant
1 冠雪の島/ Snow-Covered Island
1 水辺の学舎、水面院/ Minamo, School at Water’s Edge
1 嘆きの井戸、未練/ Miren, the Moaning Well
4 潮の星、京河/ Keiga, the Tide Star
1 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
4 マナ漏出/Mana Leak
4 差し戻し/ Remand
4 電解/ Electrolyze
4 強迫的な研究/ Compulsive Research
2 連絡/Tidings
3 燎原の火/Wildfire
3 撤廃/ Repeal
2 悪魔火/ Demonfire
4 イゼットの印鑑/ Izzet Signet
2 シミックの印鑑/ Simic Signet
SideBoard
4 併合/Annex
3 呪文嵌め/ Spell Snare
2 ギルド無き統治/ Govern the Guildless
3 真髄の針/ Pithing Needle
2 紅蓮地獄/Pyroclasm
1 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
デッキのキーカードがほとんど9版に依存しており、神河が抜けても影響のほとんど無いデッキです。
フィニッシャーの変更が必要ですが、マハモティ・ジンか、いっそシミックの空呑みでよいと思います。
当分の間、第一線でありつづけるでしょう。
「Zoo」
勇丸がいなくなり弱体化します。とはいえ、それ以外はあまり変わらないので当分付き合うことになるでしょう。
「緑白対立」
陽星、十手こそ無くなりますが、基本のカードパワーが高いので今後も残るデッキと思います。
「白黒ビートダウン」
基本の生物がいくつか落ち、パワーを底上げしてくれてた十手も無くなります。
かなりの弱体化は否めず、最悪成立しない可能性もあります。
(色拘束が厳しいデッキですので)
「赤緑ステロイド」
十手こそなくなりますが、腐れ蔦の外套がありますし、有力な生物、火力も残ります。
無難に残り続けるでしょう。
「赤青マグニボア」
未達の目がなくなります。結構致命的だったりします。
ランデスは2〜3マナ域に2種類、まともなランデスカードが必要ですから。(かつて略奪があった頃ランデス=ポンザが全盛だった。)
「ボロスウィニー」
勇丸の抜け落ちが痛いですね。そのほかにもぼちぼち。
十手はあまり使われて無いデッキなのでその点では有利なのですが。
火力は健在ですので、今しばらくは警戒が必要なデッキでしょう。
「マガシュー」
キーカードが全て落ちます。成立しません。さようならー。
「蛇デッキ」
同じく成立しません。私の好きなカード「旗印」を使うデッキなので、残念です。
「赤(黒)バーン」
4 血の墓所/ Blood Crypt
4 硫黄泉/Sulfurous Springs
1 海の中心、御心/ Mikokoro, Center of the Sea
2 冠雪の沼/ Snow-Covered Swamp
11 冠雪の山/ Snow-Covered Mountain
4 闇の腹心/ Dark Confidant
4 ラクドスのギルド魔道士/ Rakdos Guildmage
4 ショック/Shock
4 残酷な布告/Cruel Edict
3 尖塔の源獣/ Genju of the Spires
4 炎の印章/ Seal of Fire
4 火山の鎚/Volcanic Hammer
4 黒焦げ/ Char
4 血の手の炎/ Flames of the Blood Hand
3 悪魔火/ Demonfire
SideBoard
4 氷結地獄/ Cryoclasm
3 真髄の針/ Pithing Needle
2 灰の殉教者/ Martyr of Ashes
2 瓶詰めの回廊/ Bottled Cloister
1 陶片のフェニックス/Shard Phoenix
2 紅蓮地獄/Pyroclasm
1 流砂/Quicksand
個人的に好きなデッキです。抜けるカードも少なく、十手の抜け落ちはこのデッキにとって追い風となるでしょう。
抜けるカードの代わりは稲妻の大蛇と悪魔火くらいで埋めれるのではないでしょうか。
最大の天敵は迫害です。くらったら投了する覚悟で使いましょう。
「最後に」
以上、神河抜け落ち後の環境を考察してみました。
最初に述べたとおりこの考察はもともと『時のらせん』を考慮に入れておりません。
よってどれほど本考察が的を射ていたとしても最高50点にしかなりません。
それを承知して頂いた上で、本考察が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
新環境=現環境ー『神河』+『時のらせん』
であり、時のらせんのスポイラーが出てない現段階において次期環境を完全に考察することは不可能です。
しかしながら抜けるカードを確認し、それによって生き残れるデッキを考察する事は無駄ではないでしょう。ヒマだし。
「抜けるカード」
さて、現在よくトーナメントシーンで見かける神河のカードを振り返ってみましょう。
梅澤の十手
メロク
各種ドラゴンレジェンド
桜族の長老
木霊の手
師範の占い独楽
邪魔
北の樹の木霊
各種忍者
勇丸
他にも細々あるとは思いますが主だったところはこんな所ではないかと思います。
青を筆頭に白、黒の超強力フィニッシャー。
緑の便利なマナブースト。
軽くて便利なライブラリー操作。
強くていやらしい忍者連中。
1マナ2/2のナイスビートダウン犬。
そしてコントロールデッキにすら(対消滅用であっても)入るスーパー装備品。
これらが無くなるわけです。
寂しいですね。
特に特筆すべきは十手の存在でしょう。この超万能装備品を中心に環境が回っていたので、その影響はかなりのものです。
特に線の細いビートダウンデッキにとって心強い後押しであったこの装備品の抜け落ちは非常に痛いものと思います。
「残るカード」
では、次に残るカードのうち要注意カードを見ていきたいと思います。
「アダーカーの戦乙女」
強力すぎるメロクや京河の陰に隠れていまいち目立ってませんが、こいつはかなりやると思います。今後の白いコントロールデッキのフィニッシャーとして多くのデッキで見かけることでしょう。
「オーランのバイパー」
このどこかで色を間違えたんじゃないかという蛇は鳥やエルフから2T目に出てきてプレイヤーを悩ませることでしょう。うっとおしいです。
「腐れ蔦の外套」
こいつは今以上に使われるようになるでしょう。装備品なみに強力なこのエンチャントは今後の緑デッキでしょっちゅう見かけることになる特に要注意のカードと思います。
また、リアニの隆盛や発掘カードの使用を考えるなら、今後はなんらかの墓地対策も必要となってくるのではないでしょうか。
「デッキ別個別考察」
では、神河が抜けた場合、各デッキがどうなるかを個別に、主に日本選手権のデッキを参考に考察します。
「青黒(白)コントロール」
4 地底の大河/Underground River
3 神聖なる泉/ Hallowed Fountain
3 神無き祭殿/ Godless Shrine
2 湿った墓/ Watery Grave
1 アダーカー荒原/Adarkar Wastes
1 死の溜まる地、死蔵/ Shizo, Death’s Storehouse
1 氷の橋、天戸/ Tendo Ice Bridge
1 嘆きの井戸、未練/ Miren, the Moaning Well
1 水辺の学舎、水面院/ Minamo, School at Water’s Edge
7 島/Island
4 宮廷の軽騎兵/ Court Hussar
3 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
4 闇の腹心/ Dark Confidant
2 霊魂放逐/Remove Soul
2 梅澤の十手/ Umezawa’s Jitte
3 呪文嵌め/ Spell Snare
2 相殺/ Counterbalance
3 糾弾/ Condemn
3 師範の占い独楽/ Sensei’s Divining Top
2 交錯の混乱/ Muddle the Mixture
4 差し戻し/ Remand
4 邪魔/ Hinder
SideBoard
4 最後の喘ぎ/ Last Gasp
3 オルゾフの司教/ Orzhov Pontiff
1 不忠の糸/ Threads of Disloyalty
1 交錯の混乱/ Muddle the Mixture
1 鬼の下僕、墨目/ Ink-Eyes, Servant of Oni
2 併合/Annex
1 アウグスティン四世大判事/ Grand Arbiter Augustin IV
2 明けの星、陽星/ Yosei, the Morning Star
まず、優勝者モリカツ氏他が使用したこの系統のデッキ。フィニッシャー、3マナ確定カウンター、便利なライブラリー操作が抜けます。
これによりデッキの根幹がゆらぎますが、打ち消し呪文を中心としたコントロールデッキはいつの世も存在しているので形を変えて存続するものと思います。
特に先に述べた「アダーカーの戦乙女」や「骸骨の吸血鬼」などが有力なフィニッシャーとなるでしょう。
単体除去スペルが優秀な現在、さすがに「マハモティ・ジン」はこないとは思います。
「白黒(青)コントロールデッキ」
3 平地/Plains
2 沼/ Swamp
1 島/Island
2 オルゾフの聖堂/ Orzhov Basilica
2 アゾリウスの大法官庁/ Azorius Chancery
3 神無き祭殿/ Godless Shrine
2 湿った墓/ Watery Grave
1 地底の大河/Underground River
2 コイロスの洞窟/Caves of Koilos
1 水辺の学舎、水面院/ Minamo, School at Water’s Edge
1 死の溜まる地、死蔵/ Shizo, Death’s Storehouse
1 永岩城/ Eiganjo Castle
1 嘆きの井戸、未練/ Miren, the Moaning Well
1 海の中心、御心/ Mikokoro, Center of the Sea
3 絶望の天使/ Angel of Despair
2 アダーカーの戦乙女/ Adarkar Valkyrie
2 夜の星、黒瘴/ Kokusho, the Evening Star
1 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
4 差し戻し/ Remand
3 屈辱/ Mortify
1 地底街の手中/ Clutch of the Undercity
4 強迫的な研究/ Compulsive Research
2 ふるい分け/ Sift
3 ゾンビ化/Zombify
2 迫害/Persecute
4 神の怒り/Wrath of God
4 アゾリウスの印鑑/ Azorius Signet
2 ディミーアの印鑑/ Dimir Signet
SideBoard
3 道化の王笏/ Jester’s Scepter
1 象牙の仮面/Ivory Mask
4 清麻呂の末裔/ Descendant of Kiyomaro
2 頭蓋の摘出/ Cranial Extraction
4 糾弾/ Condemn
1 迫害/Persecute
コントロール要素が強いデッキを『太陽拳』、リアニ要素が強いものを『リアニ』と認識してます。パーツがほとんど一緒なので一括します。
神の怒りによるクリーチャーコントロールと、迫害による強力な手札破壊、そしてリアニにより早期に出てくる強力なフィニッシャー等、強いデッキです。
強力なドラゴンレジェンドが抜けるとはいえ、ハゲ天こと「絶望の天使」は健在です。今後も有力なデッキであり続けることでしょう。
「シーストンピー」
4 森/Forest
4 踏み鳴らされる地/ Stomping Ground
4 繁殖池/ Breeding Pool
4 蒸気孔/ Steam Vents
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
2 ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
4 密林の猿人/Kird Ape
4 極楽鳥/ Birds of Paradise
2 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 深き刻の忍者/ Ninja of the Deep Hours
3 オーランのバイパー/ Ohran Viper
4 三角エイの捕食者/ Trygon Predator
2 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
4 マナ漏出/Mana Leak
4 差し戻し/ Remand
4 梅澤の十手/ Umezawa’s Jitte
3 荒廃の思考/ Thoughts of Ruin
SideBoard
1 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
4 木彫りの女人像/ Carven Caryatid
4 喧騒の貧霊/ Rumbling Slum
4 炎の印章/ Seal of Fire
2 不忠の糸/ Threads of Disloyalty
デッキの肝である忍者がいなくなります。
オーランのバイパーでどこまで持ちこたえられるでしょうか。
十手の喪失をもろに受けるデッキと思います。
弱体化は避けられないでしょう。
とはいえ、クロックパーミッションという形は、はまればどんなデッキにも勝てる強力なアーキタイプです。
存在を忘れないようにしましょう。
「トロン」
4 蒸気孔/ Steam Vents
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 ウルザの塔/Urza’s Tower
4 ウルザの鉱山/Urza’s Mine
4 ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant
1 冠雪の島/ Snow-Covered Island
1 水辺の学舎、水面院/ Minamo, School at Water’s Edge
1 嘆きの井戸、未練/ Miren, the Moaning Well
4 潮の星、京河/ Keiga, the Tide Star
1 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
4 マナ漏出/Mana Leak
4 差し戻し/ Remand
4 電解/ Electrolyze
4 強迫的な研究/ Compulsive Research
2 連絡/Tidings
3 燎原の火/Wildfire
3 撤廃/ Repeal
2 悪魔火/ Demonfire
4 イゼットの印鑑/ Izzet Signet
2 シミックの印鑑/ Simic Signet
SideBoard
4 併合/Annex
3 呪文嵌め/ Spell Snare
2 ギルド無き統治/ Govern the Guildless
3 真髄の針/ Pithing Needle
2 紅蓮地獄/Pyroclasm
1 曇り鏡のメロク/ Meloku the Clouded Mirror
デッキのキーカードがほとんど9版に依存しており、神河が抜けても影響のほとんど無いデッキです。
フィニッシャーの変更が必要ですが、マハモティ・ジンか、いっそシミックの空呑みでよいと思います。
当分の間、第一線でありつづけるでしょう。
「Zoo」
勇丸がいなくなり弱体化します。とはいえ、それ以外はあまり変わらないので当分付き合うことになるでしょう。
「緑白対立」
陽星、十手こそ無くなりますが、基本のカードパワーが高いので今後も残るデッキと思います。
「白黒ビートダウン」
基本の生物がいくつか落ち、パワーを底上げしてくれてた十手も無くなります。
かなりの弱体化は否めず、最悪成立しない可能性もあります。
(色拘束が厳しいデッキですので)
「赤緑ステロイド」
十手こそなくなりますが、腐れ蔦の外套がありますし、有力な生物、火力も残ります。
無難に残り続けるでしょう。
「赤青マグニボア」
未達の目がなくなります。結構致命的だったりします。
ランデスは2〜3マナ域に2種類、まともなランデスカードが必要ですから。(かつて略奪があった頃ランデス=ポンザが全盛だった。)
「ボロスウィニー」
勇丸の抜け落ちが痛いですね。そのほかにもぼちぼち。
十手はあまり使われて無いデッキなのでその点では有利なのですが。
火力は健在ですので、今しばらくは警戒が必要なデッキでしょう。
「マガシュー」
キーカードが全て落ちます。成立しません。さようならー。
「蛇デッキ」
同じく成立しません。私の好きなカード「旗印」を使うデッキなので、残念です。
「赤(黒)バーン」
4 血の墓所/ Blood Crypt
4 硫黄泉/Sulfurous Springs
1 海の中心、御心/ Mikokoro, Center of the Sea
2 冠雪の沼/ Snow-Covered Swamp
11 冠雪の山/ Snow-Covered Mountain
4 闇の腹心/ Dark Confidant
4 ラクドスのギルド魔道士/ Rakdos Guildmage
4 ショック/Shock
4 残酷な布告/Cruel Edict
3 尖塔の源獣/ Genju of the Spires
4 炎の印章/ Seal of Fire
4 火山の鎚/Volcanic Hammer
4 黒焦げ/ Char
4 血の手の炎/ Flames of the Blood Hand
3 悪魔火/ Demonfire
SideBoard
4 氷結地獄/ Cryoclasm
3 真髄の針/ Pithing Needle
2 灰の殉教者/ Martyr of Ashes
2 瓶詰めの回廊/ Bottled Cloister
1 陶片のフェニックス/Shard Phoenix
2 紅蓮地獄/Pyroclasm
1 流砂/Quicksand
個人的に好きなデッキです。抜けるカードも少なく、十手の抜け落ちはこのデッキにとって追い風となるでしょう。
抜けるカードの代わりは稲妻の大蛇と悪魔火くらいで埋めれるのではないでしょうか。
最大の天敵は迫害です。くらったら投了する覚悟で使いましょう。
「最後に」
以上、神河抜け落ち後の環境を考察してみました。
最初に述べたとおりこの考察はもともと『時のらせん』を考慮に入れておりません。
よってどれほど本考察が的を射ていたとしても最高50点にしかなりません。
それを承知して頂いた上で、本考察が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
コメント